皆さん、年末年始の風物詩といえば何を思い浮かべますか?
こたつでみかん、初詣、そして箱根駅伝!熱いドラマが繰り広げられるこの国民的駅伝レース、実はビジネスの世界と驚くほど共通点が多いんです。
今回は、プロのブロガーである私が、箱根駅伝をビジネス視点で徹底解剖!組織運営、戦略立案、広報活動など、ビジネスパーソン必見の視点をお届けします。
組織運営とチームビルディング|企業と大学駅伝部の驚くべき共通点
企業と大学駅伝部、一見全く違う組織に見えますが、その運営方法には共通点が多く存在します。
企業=大学駅伝部
企業全体が大学の陸上部、社長が監督、社員が選手、株主や顧問がOB・OG、事務部門が大学職員に相当します。
目標設定
企業は利益最大化を目指しますが、駅伝部は箱根駅伝での優勝を目指します。目標は違えど、組織全体で一つの目標に向かって進むという点は共通です。
組織構造
監督(経営陣)を中心としたピラミッド型の組織構造は、企業と類似しています。トップダウンで指示が伝達され、組織全体が機能する仕組みです。
人材育成
選手(社員)の育成は、企業の社員教育と同様に重要です。個々の能力を見極め、適切な役割(区間)を与え、チーム全体のパフォーマンス向上を目指す点はビジネスにおける人材育成と全く同じです。
チームワーク
駅伝は個人の力だけでは勝てません。チーム全体の総合力が重要です。これはビジネスにおける部署間の連携や社員間の協力が不可欠なことと重なります。
世代交代
企業と同様に、駅伝チームも世代交代が起こります。若手選手の育成とベテラン選手の経験の伝承は、企業の若手育成とベテランのノウハウ伝承に相当します。企業におけるOJT(On-the-Job Training)は、駅伝部では上級生が下級生に練習方法や心構えを教える姿に見て取れます。
戦略立案とレース展開|緻密な戦略はビジネスに通じる
箱根駅伝の醍醐味の一つは、監督が練る緻密な戦略です。これは、ビジネスにおける戦略立案と非常に似ています。
市場調査=過去の大会データ分析
過去の大会データや他大学の戦力分析は、企業における市場調査に相当します。過去のデータから傾向を分析し、自チームの強み・弱みを把握することは、ビジネスにおける市場分析と全く同じプロセスです。
戦略策定=区間配置とレースプラン
監督が練る区間配置やレース戦略は、企業の経営戦略やマーケティング戦略に相当します。どの区間にどの選手を配置するか、どのようなペースでレースを進めるかなど、綿密な計画が立てられます。これは、ビジネスにおける商品戦略や価格戦略と類似しています。
リスクマネジメント=アクシデントへの対応
レース中には、選手の体調不良や天候の変化など、様々なアクシデントが起こり得ます。これらのアクシデントに適切に対応することは、企業におけるリスクマネジメントと同様に重要です。
PDCAサイクル=レース後の反省と分析
レース後の反省や分析は、企業におけるPDCAサイクル(Plan-Do-Check-Action)に相当します。レース結果を分析し、次に向けて改善点を見つけることは、ビジネスにおける業務改善と通じる部分があります。
区間配置=適材適所の人材配置
各区間の特性(距離、コースの高低差など)を考慮して選手を配置するのは、企業の適材適所の人材配置に似ています。特に、花形区間である2区は、企業の看板商品やエース社員に例えられます。
レース展開=競争戦略
レース中の駆け引きやペース配分は、ビジネスにおける競争戦略や価格戦略に例えられます。他大学の出方を伺いながら、自チームのペースを維持する戦略は、まさにビジネスにおける競争そのものです。
広報活動とブランディング|大学の知名度向上は企業のイメージ戦略
箱根駅伝は、大学の広報活動としても大きな役割を果たしています。
メディア露出=広告宣伝活動
テレビ中継や新聞記事などによる露出は、企業の広告宣伝活動に相当します。特に、正月という時期に長時間テレビで中継されることは、企業にとって大きな広告効果があります。
大学ブランド=企業ブランド
箱根駅伝での活躍は、大学のブランドイメージ向上に大きく貢献します。これは、企業のブランド戦略と同様です。強豪校として認識されることで、優秀な学生が集まりやすくなるというメリットもあります。
ファン獲得=顧客獲得
駅伝ファンは、企業の顧客に例えられます。ファンを増やすことは、企業の顧客獲得と同様に重要です。沿道での応援やSNSでの情報発信は、企業における顧客とのコミュニケーション活動と捉えることができます。
スポンサーシップ=企業イメージ向上
企業が大学の陸上部を支援するのは、スポーツスポンサーシップとして、企業のイメージアップや広告効果を狙うビジネス戦略と捉えられます。
箱根駅伝はビジネスのケーススタディ
このように、箱根駅伝は単なるスポーツイベントではなく、組織運営、戦略立案、広報活動など、ビジネスと共通する要素を多く含んでいます。
箱根駅伝をビジネス視点で見ることで、普段何気なく見ているレースが、より深く、そして面白く見えてくるはずです。
年末年始は、熱いレースを観戦しながら、ビジネスの視点も加えてみてはいかがでしょうか?新たな発見があるかもしれません。